メニュー

なぜ医師を目指したか? きっかけは「振り返れば奴がいる」です。

[2021.05.04]

皆様、はじめまして。

みうら泌尿器科クリニック院長の三浦徹也です。

この度は当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。

このコラムでは、皆様に有益となるような病気の情報を中心に、あまり知られていない医療の裏側など、皆様の興味が湧くような内容を書いていこうと思います。

今回は、第一回目ですので、まずは私の自己紹介から始めたいと思います。

ご挨拶のページに、よそ行きの自己紹介を載せてますので略歴などはそちらをご参照ください。ここではもう少しざっくばらんに自己紹介をします。なぜ外科医を目指すようになったかを中心に紹介させていただきます。

生まれと育ちは、神戸市長田区の北にある丸山という場所です。神戸電鉄沿線です。昔の神鉄の車内は冷房の完備がなく、夏は車内で扇風機が回ってるだけで窓を全開にしてたのが懐かしいです。冷房完備の新しい電車がたまたま来たら、めちゃくちゃ嬉しかったです。

中学から板宿にある滝川中学・高等学校に進学しました。中学受験をして、甲陽に落ちました、、当時の中学受験は前期日程、後期日程のみで、現在のように兵庫県内でたくさんの学校を受験することはできませんでした。灘や甲陽、六甲などの有力校は前期日程の同一日に入試があり、後期日程で入試があるのは滝川くらいでした。ですから、灘や甲陽を落ちた人たちがこぞって受験しており、結構レベルが高かったです。入試を受けた後、絶対落ちたと思い、「あー丸刈りにしなあかん」と落胆しました。というのも当時の神戸市の公立中学校は男子は全員丸刈りにしないといけなかったんです。現在ではあり得ませんよね。しかし、予想に反し合格することができ(甲陽の入試の後は自信満々に合格したと思ってたんですが、、入試ではよくあることですよね、)滝川に入学しました。小さいころから祖父や父親の影響で阪神ファンで野球が大好きでしたので、中学では野球部に入ることを決めており滝川で野球部に入部しました。つまり、結局丸刈りにしないといけませんでした、、(当時は野球部だけ全員丸刈り必須でした、これも昔の慣習ですね)なぜ、丸刈りが嫌だったかというと、頭がとんがっているからです。丸刈りにしたら、まさにとんがり頭になり、野球部でのあだ名は「くり(栗)お君」でした。意外に「くりお君」のひびき、気に入っていましたが、、

そうこうしているうちに、高校への進学時期になり、将来のことを考えなくてはいけなくなりました。父親からは、外交官やアナウンサーになれと言われており、文系も考えましたが国語が苦手でして、何も考えず理系を選択してしまいました。将来のこともあまり考えていなかったので、勉強にも身が入りませんでしたが、高校入学時に私の人生を決めることになるドラマに出会いました。それはフジテレビ系で放送された「振り返れば奴がいる」というドラマです。今や有名な三谷幸喜さん脚本、織田裕二さん、石黒賢さん主演の医療ドラマです。犬猿の仲である二人の外科医を題材にしたドラマです。冷血だが腕のいい織田裕二扮する外科医と石黒賢扮する患者さん思いの優しい外科医が、治療方針等で頻繁に衝突します。チャゲ&飛鳥の「YAH YAH YAH」が主題歌に使われており、これは、この度重なる二人の衝突を題材にした歌です。最終的に石黒賢扮する外科医が末期の胃がんになり、なんと犬猿の仲であった織田裕二が手術をして助けます。しかし、手術の思わぬ合併症(肺塞栓)で石黒賢の状態が急変します。その時に、織田裕二が「帰ってこい! 帰ってこい!」と何度も叫びながら心臓マッサージをし助けようとします。冷血無比で人の心のないような外科医が、ライバルで犬猿の仲であった外科医を必死に助けようとしている姿にめちゃくちゃ感動し、めちゃくちゃ格好いいと思い、外科医になろうとその瞬間に心に決めました。

ちょっと、ドラマを熱く語りすぎました、すいません、、

くだらない理由ですが、私が外科医を目指すようになったのは、間違いなくこのドラマのこのシーンを見た時です。ですから、今でも鮮明に映像が頭に焼き付いています。

ただ、外科医を目指すのと勉強するのとはまた別の話であり、高校になったら色んな遊びもあり、なかなか勉強に身が入りませんでしたが、高校2年のときに、そろそろ真剣にやらないとやばいと思うようになり、受験勉強を真剣に始めました。しかし、予定通り間に合わず、1年浪人し、神戸大学医学部に入学しました。

神戸大学でも6年間野球部に属し(さすがに丸刈りではなかったです、)大学生活を満喫しました。

当時は、現在のように研修医が2年間色々な診療科をまわるスーパーローテーションという制度がありませんでしたので、医学部卒業後すぐに、どの診療科に属するかを決める必要がありました。この時期にはいろいろな診療科の先生から勧誘をうけます。まるで部活の勧誘のようです。数ある診療科の中から泌尿器科を選択したわけですが、なぜ、泌尿器科を選択したかは、泌尿器科の魅力と合わせてまた次回のコラムに書きます。

それでは、また次回に。

私のくだらない自己紹介を読んでいただいた方に深く感謝します。ありがとうございました。

みうら泌尿器科クリニック

三浦徹也

 

 

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME