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尿、おしっこをするときに痛い(排尿時痛)~女性編

女性の排尿時痛で考えられる疾患(多い順に)

疾患名をクリックしていただくと、それぞれの疾患の詳しい説明のページに移動します。

膀胱炎

腎盂腎炎

尿路結石症

膀胱がん

子宮頚管炎(淋菌、クラミジア感染症)

性器ヘルペス

間質性膀胱炎

▷女性の排尿時の痛みで多いのは、膀胱炎です。腎盂腎炎では発熱、腰痛を伴い、重症例では入院が必要になります。これらを尿路感染症といい、内科や婦人科ではなく専門医である泌尿器科を受診しましょう。泌尿器科を受診し、尿沈渣という詳しい尿検査をすれば診断は簡単です。最近は膀胱炎に対して市販薬が発売されており、その服用ですませようとする方を多く見かけます。しかし、膀胱炎は細菌による感染症であり、市販薬には抗菌作用は全くありませんので。根本的治療にはならず、再発を繰り返したり、膀胱炎から腎盂腎炎に進行してしまうケースも多いです。膀胱炎はあまり甘くみず、専門医である泌尿器科を受診し、尿検査、尿培養検査をした上で適切な抗生物質による治療を行うことをお勧めします。

→膀胱炎に関する詳しい解説はこちら

→腎盂腎炎に関する詳しい解説はこちら

尿路結石や進行した膀胱がんも排尿時痛の原因になります。

膀胱炎と似たような症状で性感染症である子宮頸管炎や性器ヘルペスが見つかるケースもあります。

▷膀胱に尿が充満したときに痛みが生じるケースは間質性膀胱炎の可能性がありますので、専門医を受診しましょう。

文責 みうら泌尿器科クリニック院長 三浦徹也(日本泌尿器科学会専門医)

 

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