当院のAGA治療
当院のAGA治療の3つの特徴
泌尿器科でAGA治療を行うメリットは、AGA薬処方前に前立腺疾患のチェックができることです!!
特徴1. 診察費0円 お薬代のみ |
当院ではAGA薬処方の際の診察費(初診料、再診料)はいただいておりません。(AGA薬の処方がない場合は税込み3500円の診察料がかかります)
中高年の患者さんはAGA薬処方前に前立腺疾患のチェックを!!
AGA治療は男性ホルモンと関係の深い治療であり、AGA治療薬のプロペシアやザガーロは元々前立腺肥大症の治療薬として開発されました。AGA治療薬を服用すると前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの値が低下してしまい、前立腺がんの発見を遅らせてしまうリスクがあります。ですから、中高年の患者さんにAGA治療薬処方の際は前立腺疾患の有無をチェックする必要がありますので、当院では処方前にチェックします。(前立腺に異常が見つかりましたら、前立腺疾患の治療を優先させていただくことがあります。その場合は保険診療になります。)
特徴2. プライバシーに配慮 |
1. AGA薬は院内処方で対応します。
お薬は診察時に医師から直接お渡ししますので、スピーディーな診察が可能です。
2. 診察は男性医師のみで行います。
AGA診療の際は、女性看護師やスタッフは診察室から席を外していますので、お気軽にお悩みを打ち明けて下さい。
3. web問診をご利用可能
初診の方は、ホームページから問診をweb上で事前に入力できます。(問診表をダウンロードして持参いただく必要もなく、入力内容が自動で当院電子カルテに反映されます。)web問診をご利用いただければ、受付での問診票のやりとりなどが不要になり、よりプライバシーに配慮した受付・診察が可能ですので、ぜひweb問診をご利用ください。
特徴3. 厚生労働省承認の国内製薬メーカーのジェネリック医薬品を扱っています。 |
当院ではジェネリック医薬品(後発医薬品)をお勧めします。厚生労働省の方針で、現在、保険診療ではジェネリック医薬品が主流です。(2019年のデータでは、保険診療で処方された薬のほぼ80%がジェネリック医薬品となっています。)先発医薬品とジェネリック医薬品では効果に差がありません。実際AGA治療薬ザガーロ?は前立腺肥大症の治療薬アボルブ?と同一薬剤ですが、前立腺肥大症治療ではすでにアボルブ?はジェネリック医薬品を処方しています。
何よりもジェネリック医薬品は安価です。AGA治療は自費診療ですから、効果が同じであれば安価なほうが良いと思います。ですから、当院ではジェネリック医薬品を推奨しています。
当院のAGA治療薬の価格
当院では提携クレジットカードによるお支払いが可能です。
フィナステリド1mg(沢井製薬) プロペシアのジェネリック |
28日分 6400円(税込み) |
デュタステリド0.5mg(沢井製薬) ザガーロのジェネリック |
30日分 8000円(税込み) |
AGAについて
AGAは男性ホルモンが強く関連する
AGAは、正式名称「Androgenetic Alopecia」の頭文字をとったものです。日本語に訳すと男性型脱毛症と呼ばれますが、Alopeciaは「脱毛症」でAndrogenticは「男性ホルモンによる」という意味を持ち、正確には「男性ホルモンによる脱毛症」ということになります。
要するに男性ホルモンがなくなればAGAは改善することになります。前立腺がんの治療で男性ホルモンを去勢レベルまでに低下させるホルモン治療を行うと頭髪がフサフサになったと言われる患者さんが多いですが、これはこのためです。しかし、前立腺がんでない患者さんにこのホルモン治療を行うことはできません。AGAの原因は男性ホルモン自体ではなく、その代謝産物であるジヒドロテストステロン(DHT)が原因であることが分かってきました。つまり、このDHTを低下させれば、AGAが改善することになります。現在使用されているAGA治療薬のフィナステリド(プロペシア?)とデュタステリド(ザガーロ?)はこのDHTを低下させる薬剤です。男性ホルモン自体を低下させるよりDHTのみ低下させる方が副作用が少ないため、使用しやすい薬剤です。
AGA治療薬は元々前立腺肥大症の治療薬として開発された
DHTの低下は、前立腺肥大症の治療に有効であることが分かっていました。DHTが低下すると前立腺自体を小さくできることが分かっており、フィナステリドやデュタステリドはAGA治療に使用される前に前立腺肥大症の治療薬として使用されていました。フィナステリドは日本では前立腺肥大症に対して保険適応はありませんが海外では広く使われており、デュタステリドはアボルブ?という名前で前立腺肥大症の治療薬として日本でも保険適応され広く使用されています。
フィナステリドがAGA治療薬として開発された経緯は、元々、前立腺肥大症の治療薬として治験を行っていたときに被験者の頭髪が増えるという現象が起こり、AGAにも効果があるのではないかと偶然気づかれ、AGA治療薬としても開発されたいう歴史があります。これはバイアグラが元々狭心症の薬として開発しようとした治験中に、たまたまEDに効果があることが分かったのと同じような経緯です。
AGA治療薬服用前に前立腺疾患のチェックを!!
若年者では必要ありませんが、40-50歳以上の中高年の患者さんは前立腺疾患をもっている可能性があります。実際、AGAは前立腺肥大症のリスク因子であるという報告もあります。また、AGA治療薬は前立腺がんの腫瘍マーカーであるPSAの値を低下させてします。健康診断や人間ドックでPSAを測定したときに、AGA治療薬を飲んでいますとPSA値は低くでてしまうため、初期の前立腺がんの発見が遅れてしまう可能性があります。
AGA専門クリニックでは前立腺疾患のチェックを行っているクリニックは少ないです。泌尿器科でAGA治療を行うメリットは前立腺疾患の有無をAGA薬処方前に行うことができ、より安全にAGA治療を行うことができることだと考えています。
当院では中高年の方にはAGA治療薬処方前に前立腺疾患の有無をチェックしてから処方を行います。(前立腺肥大症や前立腺がんが見つかればそちらを優先して治療するケースがあります。その場合は保険診療になります。)